2011-01-24 Mon
みなさま~、『かんむら』のブログへようこそ!私は、特定非営利活動法人(NPO法人)『かんむら』の岡と申します。
昨年5月から、山梨県甲府市上町という所にあるちっちゃな事業所で、富山型デイサービスを(目指し?)運営しています。
『かんむら』というのは、上町の昔の呼び名なんです。昔は「上の村」で「上村(かんむら)」だった訳です。今でも地域の年配の方たちは、「上町の人たち」のことを、「かんむら(上町)のし(衆)」と言います。
ちなみに、富山型デイサービス(共生型ケア)って知ってますか?
『子どもからお年寄りまで、障害があってもなくても共にすごすことが出来る』デイサービスの事を言います。
「富山型」というだけあり、富山県にある『このゆびとーまれ』の惣万佳代子さん、西村和美さんが今から17年ほど前に始めたデイサービスのことを言います。今では全国の13道県で普及していますが、残念ながらその中に山梨県はカウントされておりません。
これは保険法の実施主体である市区町村が、高齢者の「介護保険法」と障がい者の「障害者自立支援法」の併用を同一事業所で認めるかどうかという所にかかっています。甲府市~、いい加減に何とかしてくれ~~~! あきらめずに、また乗り込むから待ってろよ~~~! そうは言ってもいつも対応してくれる甲府市の担当窓口の係長は協力的なんです。立場を勘案した上であれば行政マン達の言うことは解るんですが…。ですが一方、今の県は本当にスバラシイ~です!また追ってご報告させていただきます。
いずれにしても『かんむら』は、赤ちゃん~子ども、障がいをもっている方やジィーチャン、バァーチャンがゴッチャ混ぜになっています。先日、山梨放送のラジオ番組の収録に来てくれた前田アナウンサーが、「不思議なところですねぇ~」と仰っていました。普段は介護保険対象の高齢者の方が殆どですが、時間や日によってはなんだかよく判らない所になっております。
さて今日は、『かんむら』のブログが開設される記念すべき日ですが、『このゆびとーまれ』に来ております。『かんむら』の育ての親である惣万さんと西村さんに会いに来た日と合わせ、ブログを開設したかったんです。
北陸は雪のため、朝5時30分に家を出、午後イチから暗くなるまで『かんむら』の今や、山梨県のこれからの共生型ケアについて惣万さんにご指導をいただいてきました。終始、惣万さんはターミナルケアの利用者さんに寄り添いながら、じっと僕の話を聞いて下さっていました。栄養が口から摂れず点滴をしているのですが、『このゆび』は拘束しないという理念のため、点滴が漏れないように約3時間、そっとその方のお身体を支えてらっしゃいました。その姿はまさしくナイチンゲール、或いは仏様...(?)。西村さんは困難ケースのケアマネ業務に奔走していらっしゃり、大変なご苦労をなさっている様子です。『このゆび』は僕の第2の家のように感じております。あまりにも居心地がよく、山梨に家があるのを忘れてしまいそうです。また新たな元気をお二人から戴いてきました。

左から、惣万さん、岡、西村さん
明日は、富山県庁の厚生企画課を訪れ、山梨に「共生型」を導入普及しやすい方法を担当官からご指導いただきます。できれば『さくらカフェ』にも行きたいなぁ~。
そしてそして、富山型デイサービス『にぎやか』に行ってきます。
明日の更新を乞うご期待!(酔っぱらってできないかも...)