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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
本当は「寺小屋」のようなことをしたかったんだけどなぁ...どういう訳か今は山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を制度を活用しながら、時には活用しなかったりしながら運営しています。この先はたぶん制度から離れていく方向になるのかなぁ...。いずれにしてもココは誰も排除することなく、にぎやかでごちゃまぜになることを楽しんでいる場所です。

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精神病院
精神病の利用者サンが多い。

その中の一人だが、関わっている支援者達が振り回されている。

対象者は70代の女性。

岡がケアマネ。

自殺願望あり

実弟は生活保護を受けているのに、彼女の家に押しかけて金を巻き上げて行く。

時には、ヤクザまがいの連中とツアーを組んでやって来る。

その他、ココに書くことができないようなことがいろいろと...。

結果、彼女は不穏になり、あちらこちらに電話を掛けまくっている。


今日は長女と岡が付き添い、精神病院を受診。

たまたま今日の岡は、『うつでも夢をTシャツ』を着ていた。

特に気にすることもなく、そのまま受付を通る。

それにしても予約して行っているのに、毎回なんでこんなに待たなければいけないのか?

精神科だから仕方がないとあきらめてはいるものの、なんだかねぇ~。

待合室で2時間半、岡のTシャツに向けられる看護師サン達の視線がイタキモチイイ...。

殆どさらしもの


ようやく診察へ。

診察はいつもとなんら変わらない。

若干の薬の調節での様子見...。

Dr.と彼女との人間関係が希薄であるのが手に取るようによく判った。


精神科は他の科と違い、特に問診には時間がかかるものだ。

人との人間関係をつくるには、その人の話を聞くことから始まる。


待合室にあふれる患者達を想像しての診察...。

医師たちはどんな気持ちなのだろう?

苦しい胸の内、それを待つ患者達は...?


診察後、病院の担当ワーカー達と話し合った。

彼女は10歳以上離れた(金を取って行く)弟を実の息子のように可愛がってきた。

その結果、今がある。

以前このような状況になった時と同様、彼女は自宅から『かんむら』に避難することになった。

しばらくの間...。

距離を置いて、心が落ち着くのを待とうと...。

だが、それでは何も変わらないことを誰もが知っている。


いろんな人がいて、いろんな絆がある。

その絆や人間関係は、他人が知る由もない理由が存在することもある。

理由すらないこともあるよね...。


人ちゃぁ、判らん生きモンやちぁ。




未分類 | 18:35:02 | トラックバック(0) | コメント(0)