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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を運営している。これは一般的に、「富山型デイサービス」と呼ばれる。「富山型デイ」とは、「子供からお年寄りまで、障害があっても無くても共にすごすことができる」というデイサービス。トンチンカンでアウトロー...山梨県では異色なデイサービスであるため、同業者からは白い眼で見られている。しかし当の本人は、それも心地よく感じられるようになってしまった今日この頃である...。

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超人伝説...!?
北井ジィ...パワフルな96才。

この人に関わったことで『かんむら』の立ち上げが現実のものとなった...と言っても過言ではない。

『かんむら』にはなくてはならない大切な人。

北井ジィに関わって、「人として生きること」のありがたさを感じた人は少なくない。

ジィに出会い「この人のことをもっと知りたい」と強烈におもい、一時期ご自宅に脚しげく通った。

介護ってものは理屈なんかじゃなく、「その人のことを知りたいと思うこと」から始まるんだって、ウチのスタッフはこの人から教わっているような気がする。

北井ジィという人を知り、背景や歴史を知る...しょっちゅうやっつけられるけど、そのことについて考え、思いを深め、彼の本質にふれられることができることも多い。

実際、彼を受け容れることができない人も多くいるかもしれない。

けど、彼に自分自身を受け容れてもらった時、何物にも代えがたい喜びを感じることができる。

そんな不思議な人...。



今は車いすの生活だが、僕が初めて彼に出会った頃は家の中をなんとか歩いていた。

当時からすでに体は「く」の字に曲がってたけど...

車いすでもベッドでも、ホントによく寝ている zzz

けど、お着替えやおトイレともなれば一気にスィッチ・オン

なぐる、つねる、ひっかく、唾を吐くなどなど

みんな傷だらけになり(たまに血を流し)、大笑いしながらジィに関わってくれている。

僕の自慢のスタッフ達です

とにかく彼は、『かんむら』の理念「あるがまま」を地で行くステキな人です。

以前から比べればだいぶ元気はなくなっては来たが、今でも大したもの。

ここで北井ジィの超人たるゆえんをチョットご紹介しよう

93才...
岡が気を抜きジィにうっかり背中を見せてしまったところ、後ろから腰をけられて頸椎をねん挫 3週間ほど接骨院に通わせる

94才...
ジィの着替えを手伝っていた訪問看護師の顔面を××× 手がつけられないほど暴れ、精神病院送りにされる。 閉鎖病棟のすさまじさに死を決めたジィは、入院直後から飲まず食わずとなる。 
当然、約2週間で死にそうになり療養型の病院に無事(?)転院。 そこで医師より「もって1週間」と宣告される...が1ヶ月後、驚異のカムバック 
退院翌日、ヘルパーさんをシバキ、苦情が出る

95才...
脱水で1年に3回も死にそうになるが、その度に復活 夜のお着替えの時、岡の顔面に頭突きをくらわせ血祭りにあげる
握力がハンパなく強く、岡がしばらく手首を握られていたら、青アザができた。

今年の8月にめでたく96才に... 
昨日の夕方おトイレに行った際、右脚の太ももがかなり腫れている こんなに腫れるなんて、いったいどうしたのかしらと... まさか骨折??  『かんむら』では大事なかったから、自宅で何かあったのかな? 
という事で、息子さんの卓チャンに連絡を入れると、「お母さんが頭から落としちゃった」だって 車いすに座っていたジィを、北井ハハがベッドに寝かせようとしてのことらしい。たまたま卓チャンが外で洗濯物を干していた、ほんの少しの間の出来事らしい。

病院は既に閉まっているので救急医療センターに電話して、『かんむら』の近所の総合病院へ。

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診察に入ると、先生を叩こうとするは、「トゥ~」って唾を看護師サン達に吐きかけるは...

でも、みんな笑顔で対応してくれた。

北井ジィは「なにか」を持っている...どういう訳か、好かれるんだよねぇ~。

レンドゲン撮影は、先生や看護師サンたち4~5人がかりで対応してくれた。

看護スタッフの「つみれ」とレンドゲン室の前で待っていると、

(北)「イタ~イ...トゥ~

(看)「きゃぁ~

と、和気あいあいのご様子。

レンドゲン室から出てきたら、マスクをさせられていた

「唾よけ」です。

レンドゲン室から出てきたお医者サンがいきなり、「後で説明しますけど、右脚でなく、左脚が折れていました... ですが、随分前に骨折しているようです...」と顔が引きつっているご様子

診察室でレンドゲン写真を見せて頂くと、確かに左脚の付け根の骨が折れている。

もうずいぶん古いものらしく、折れた骨と骨が擦れ合わさって、キレイに数センチは骨が消えている。

太ももの骨って、身体の骨で一番太い骨なんだよね。

それが折れて、普通であるはずがない

僕らが出会ってからは心当たりがないので、おそらくそれよりも前。

痛みをこらえ、いったいどうやって生活していたのか...?

先生もビックリしていたが、これには僕も声を失った。

やはり超人

太ももの腫れはしばらくすれば引くだろうとの事。

『かんむら』に帰って祝杯をあげねばと、帰りに買い物を。

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よかったねぇ~ 北井ジィ...よかったよかった...。

そのおかげで、美味しいビールが飲める

卓チャンに無事との報告を入れると、彼はすでに一杯始めていた。

きっとそんな事だろうと...。

卓チャンもこのブログを楽しみにしてくれている。

今回もきっと、「北井ジィ」を親にもつ子として誇りに思う事であろう。

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今夜だけは口元までビールを運んであげよう...特別にね。

またひとつ、『超人伝説』をつくった北井ジィでした






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