2012-01-20 Fri
『かんむら』には異色のスタッフがいる。名前は巨樹(オオキ)という。
普段、彼は実家で働いているのだが、たまの日曜日、日頃の疲れを癒しに『かんむら』に来る。
『かんむら』に来て「癒し」もないと思うのだが...。
彼はまだ20前半だが、保育士や介護福祉士などを取得している。
ナリは最近の若者だが、しっかりとした考えをもったイイ男だ

オオキの実家は、彼で3代目の馬刺し屋サン。
他県の方にはあまりなじみはないかもしれないが、山梨で「馬」は馬刺しなどで食される。
最近ではダイエット食として、インターネット通販などでも広く知られている。
普段、店で売られている馬肉はモモ肉が主流。
彼の店には、馬のいろんな部位の肉がばら売りされている。
モモは勿論、ロースやヒレ肉まで置いてある。
柔らかくて、とっても美味しいし金額もリーズナブル

僕も、たまにはオオキの店に馬刺しを買いに行く。
モモとロースを100gずつ買ったのだが、オオキがおまけしてくれた。
その部位は、ナント「心臓」...

あの大きな体を支えるだけあって、「どれだけデカイんだ~~~」ってくらい大きい

その一部分をおすそ分けしてくれた。

それをお茶の時間に『かんむら』で出した。
なぜかみんな興奮気味


ナガマサさん...「元気になるから是非下さい」とペロッと

今日の昼食後、珍しくみんなが寝静まっているところをいきなりデカイ歌声が...。
なにを想ったか、キヨコさんが「童謡 ももたろう」を歌いだした

しかも浪曲のように、説明つきで...。
そのキヨコさん、食べ物が大好き。
一日、5食でも6食でも行ける。
当然、「なんでも戴きますよ~...馬の心臓でも人間でも...

そんな恐るべき95歳の老婆...。
美味しそうに食べ、これでまたバージョンアップしたことだろう。
みなさん、どうぞこれまらも『かんむら』にご貢献くださいませね。