2012-02-10 Fri
『かんむら』にはリハビリというものは存在しない。けど、デイサービスでは「運動」のようなこともしなければならないらしい。
加算を取る取らないは関係なく...。
前回の県の指導で、「運動をサービスの中で位置付けるように」とあった。
「うちの事業所にはまともにリハビリができるような人はいない」と反抗してはみたが、サービス提供上の必須事項であるのであれば仕方がない。
その時にいくつか提案してみてOKというものを未だに行っている。
『かんむら』の子供たちはボランティアサンとして利用者サン達と関わってくれている。
利用者サンが子供と笑顔で話すこともリハビリです。
子供やらボランティアさん、利用者サン達でする風船バレーも。
以前、三好春樹サンが「風船バレーは良いリハビリだ

保険制度上、このようなことをいくつか位置づけております。
最近、北井バァの衰えがいちじるしい。
ジィが亡くなったことによるショックからだ。
今日の『かんむら』の晩ご飯はラーメン。
食べきれなかった彼女は、「おじいちゃんに食べさせる」と言って『かんむら』のキッチンに乗り込み、味噌桶をゲット

そして、その桶におもむろにラーメンをザバザバッーっと入れて持って帰ろうとした...

ここ数日で、かなり様子が変わってきてしまった...。
痛々しい...。
日中も横になることが多くなってきた。
できないながらも世話を焼いてきた連れ添いを失った代償はあまりにも大きい。

スタッフや子供たちも心配しているようで、さり気なく声をかけている。
『かんむら』に来るや、「あら、おじいちゃんいないのねぇ~...じゃタクシーで帰ります」といった具合だ。
いま県で、「住み慣れた地域の居場所づくり事業」のようなことをしている。
これは昨年11月からはじまり、県下3圏域で行っている。
僕は、その講師を仰せつかっている。
主に、「共生」をテーマにしたお話しをさせていただいている。
相変わらず、毎回出たトコ勝負...言いたいことを言ってきた。
集ってきてくれている皆さんには申し訳ない...

けど、そんな中でも想いをカタチにする方たちはいます。
今日は、富士吉田コミュニティーカフェネットワークというところの開所式だった。
『かんむら』からは車で1時間弱の場所。
請求業務、電話の対応や何やらで、式に遅参してしまった。
「富士吉田」は富士山の麓にある、風光明美な場所。
落ち込んでいる北井バァや小野サンを誘った。
リハビリテーションの『かんむら』バージョン...
ドラビリテーション

文字通り、ドライブとリハビリテーションを一つにした僕の造語。
外の空気や景色に触れることで季節感を感じ、それにより自律神経の緊張をほぐし...

あ~っ...どうでもいい

みんなが楽しんでればいいじゃないか~

とにかく遅刻はしたものの、伺いました。
ミニコンサートなどもあり、式はとても和やかだった。
式の後の茶話会では、たくさんの手作りケーキや果物などが出された。

「音楽」よりも「食い気」

小野サンは、リンゴ2個分ほど食べちゃったらしい。

畳の間もあります

もともとは塾だったみたい
『かんむら』と違い、開所前から想いを同じくする仲間がたくさんいる団体です。
今後、地域でのご活躍を心よりお祈りしております。
また明日も富士吉田市に参上します。
障がい者家族会の構成団体「ひつじの会」さんにお呼びいただき、講演をさせていただきます。
いまパワーポイントを作成中です。
なんとか間に合わせます。
北井バァチャン...少しは命の洗濯ができたかなぁ~

できたのならいいけど...。
間近に富士山を見て、「富士山がこっちに落ちてきそうねぇ~」なんて言ってた。

けど、こんなにイイ景色が見れたんだから、きっとよかったよねぇ~
