2012-04-09 Mon
今、僕がどんなトコにいるかと言いますと、とても見晴らしの良い所にいます。天国ではありませんよ~...まだ...。
廊下から部屋の入り口に立ち、後ろを振り返ると...

富士山が...
部屋(個室)に入ると、部屋の北側は全面ガラス張り


右手に茅ヶ岳(かやがたけ)...

正面には八ヶ岳...

さらにその手前には...

ラブホテル...

特に昨年10月頃から2月まで、チョッと頑張りすぎたみたいです。
自分ではまだ全然だと思ってたのですが...。
気が付いた時には、完全に自分自身を見失っていました。
たまに自分が見えても、コントロールができませんでした。
寝ている間にもいろんなことを考えていて、目が覚めると実行に移す...。
寝ても覚めても苦しくて...かなりヤバかったです...

電話が鳴ると不正脈が出て、動悸、息切れ、めまい...

『かんむら』に着くと嘔吐。
結果、今回の入院は、僕と家族からのSOSでした。
ご存知の方も多いと思いますが、甲府市の「ふじ内科クリニック」の内藤先生という、緩和ケアの草分け的な先生がいらっしゃいます。
心の温かい、素晴らしい先生です。
『かんむら』に関わってくれているDr.達はじめ、みんな良き理解者です。
ありがたいことです...。
僕はその内藤先生に診ていただいていました。
ある日、どうにもならず「参りました...」と伝えると、「いいじゃない...」と。
先生は、「一度すべてをリセットしなさい。これ以上のめりこむと戦死しちゃう」と仰いました。
それでしばらく体を休めるよう、すぐにこの病院を紹介してくれました。
先生が紡いで来た緩和ケア。
同じ志を持った多くのDr.が「戦死」したそうです。
この場合の「戦死」とは、その道を極めようと走り続け、志半ばで病気になったり、亡くなられた方達のことを言います。
精神的に日々重いものを内に抱え、それでもひたすら患者に寄り添い、歩み続けてゆかなければならない尊い仕事...。
内藤先生は凄い方です。
内に溜めず、しっかり浄化しながら前へ前へと歩んでらっしゃいます。
そんな秘訣も聞かせていただきました。
今の入院先の先生も、こちらの意向をしっかり踏んでくれています。
幻視、幻聴、問題行動(?)があるわけじゃないので、薬はナシ。
とにかく何にも考えず、ゆっくり休んで...と。
ひたすら、ダラダラしてます...ベッドの中で...。
最初は手元に電話もなく、逆にソワソワしていました。
しかし、それもだいぶ慣れてきたようです。
しばらくは自分勝手に、のんびりしてみます。