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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
本当は「寺小屋」のようなことをしたかったんだけどなぁ...どういう訳か今は山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を制度を活用しながら、時には活用しなかったりしながら運営しています。この先はたぶん制度から離れていく方向になるのかなぁ...。いずれにしてもココは誰も排除することなく、にぎやかでごちゃまぜになることを楽しんでいる場所です。

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まけじぞう...
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入院するにあたり、内藤先生から戴いた「まけじぞう」。

「山梨布の絵本の会」という団体が作っているのだそうだ。

思えば、負け続けて足腰立たないながらも前へ前へ...というような人生だった。

ちょっとくらい負けたって恥かいたって、命まで取られやしない...何とかなる。

まさか、命にかかわる事態が起きようとは夢にも思わなかったけど...。

なぜだか判らないけど、人一倍頑張らなければならないと勝手に思っていた。

目の前のひとりのために...と理念をかたくなに守ってきた。

すると...ひとりどころか、芋づる式にいろんな人がもれなくくっついてくる。

一人の問題を解決するということは、地域のネットワーク無しには考えられない。

何年も前から、地域づくりやソーシャルワークを並行してやってきた。

家庭はそっちのけ、にもかかわらず、それでもいっぱいいっぱいだった。

いろんな人を巻き込んで手を借りてやってきたものの、息つく間もなかった...

自分が抱えてしまったものを、スタッフたちに投げるわけにはいかないと...。

気がつけば、妻や子供たちまで巻き込んでしまっていた。

いつでも、家族に対して申し訳ない想いばかりだ。

そのうちに、どこからともなく見学者達が来るようになった。

『かんむら』の説明をしながら、「大変だからやめた方がイイよ~」みたいな。

けど、どういうわけか立ち上げ当初から事業自体は順調。

営業活動もしてないのに、利用者サンやお金で苦労したことは一度だってない。

周りの方たちからは、もったいないような言葉をかけてもらえるようになった。

人件費の計上だって、NPOにもかかわらずかなりのものだ。

ある事業主サンと話をした時、「正当な対価を支払うべきだ」と言ってしまった

その事業所サンの考え方もあったろうに...。

でも、あの給与はあまりにも少なすぎだと今でも思う...。

だから介護業界は人材確保が難しくなっちゃうんだと。


それはさておき、周りの評価と自分の心情にはもの凄いギャップがあった。

いつでも漆黒の深海で身動きとれず、焦っている状態。

苦しくて、自分で息をしようと心がけなければ、息を止めたまま生活してしまう。

今でも寝ている時、息をしてなくて苦しくなる夢を見ることがある。

苦しくて目が覚めると、ホントに息をしてなくて苦しい...

睡眠時無呼吸とは違い、どうも意識的に息を止めてるみたいだ。

まったく馬鹿げている...。

無酸素状態でなんかじゃ、ロクなことはできない。

気がついたら、ポンコツどころか廃車となっていた。

「廃車」だろうが「敗者」となろうが、勝手にやめられないのが人生...。

だからこそ、何度も立ち止まって息を整える必要がある。

そんなことにも気がつかないままこんなトコに来てしまった。

頭一つに両手足しかない身体...できることなんてたかが知れている。

何でもかんでもというのは無理だ...。

解っているつもりだったが、「つもり」の次元での理解だったということ。


「まけじぞう」のような存在が身近にあるとどんなに楽だろう。

「まいりました~」と、気持ちよく言える対象がある...。

そこで一度、仕切り直しができる。

ありがたいことです...。

やっぱり、自分が気持ちよく仕事、生活ができる環境設定が必要だ。


あ~っ、また今日もこんな話になっちゃった...。

みなさん、お付き合いいただきスミマセンでした。

こんなトコにいるので、明るい話題などサッパリです。

暇だし、何にもすることないし、つまらないわで...。

ま、つまるところ...

自分がやってきたことがホントに社会に必要ならば、誰かがやってくれるだろう。

僕じゃなくっても。

やっと『かんむら』のような事をしたいという仲間達も出てきてくれたことだし。

ココを出られたら、今度こそ気を張らずにのんびりとやってゆこうっと...。

すこし自分勝手に...。

...ってな感じになるかと思います





















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