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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
本当は「寺小屋」のようなことをしたかったんだけどなぁ...どういう訳か今は山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を制度を活用しながら、時には活用しなかったりしながら運営しています。この先はたぶん制度から離れていく方向になるのかなぁ...。いずれにしてもココは誰も排除することなく、にぎやかでごちゃまぜになることを楽しんでいる場所です。

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ハレモノ...
なぜだか知らないけど毎朝、看護師サン達に必ず聞かれることがある。

「ベンありましたか~」って...。

ベンと言えばベン...

意味が理解できない民間人なら、「何の暗号でしょう?」と聞いてしまうところだ。

「おはよう」とは言われないけど、挨拶代わりに聞かれる。

毎朝...。

眠れてるのかどうかじゃなく、腹の中身のことがやたらに気になるらしい...。

何にしても僕のような者にでも関心を持ってもらえることは良い事だ。

けど、たしかこの病院は、内科じゃなかったと思うのだが...。

随分と変わった病院だ。

そのくせ、体温や血圧は入院してから2回しか計ったことがない。

一日で喋るのは、「はい」か「いいえ」、「ありがとうございます」くらいだろうか。

ベン出た? 

「いいえ」といった具合...。

単純明快すぎて、言葉を忘れてしまいそうになる...。

しかし...彼女たちは病棟の廊下に響き渡るような声でが出たかどうかを、患者サンたちに聞きまわってることに疑問を感じないのだろうか...

これは職業病なのか慢性疾患なのか...?


ところで、「いいえ」と答え続けたらどうなるのか考えた。

なにぶん暇なもので...。

考えても仕方ないから、とりあえず「いいえ」と答え続けている。

今日で4日目になる。

あと3日もすれば、大騒ぎするのかな...

掘られちゃうのだろうか...


『精神科ケアで大切なことは、「傾聴」を通しその患者サンとの信頼関係を築くこと』と以前、医師に教えてもらったことがある。

治療段階の話ではなく、あくまでも「ケア」での話。

看護師サンの中にも、人のよさそうな人がいるようにも見えるが...。

ココでは不思議なことに、掃除のおばちゃんたちはその辺がとても上手だ。

年の功かしら...。


特にこの領域は、「職能」である前に「人」であることが肝心だと思っている。

看護師サンたちは、僕は喋ることが困難な人だと思ってるかもしれない。

喋らないから無理もないが...。

毎日つまらないし、不機嫌そうな顔に見えるのだろうか...

まるでハレモノにでも触るかのようだ。

なんか、ココにおいてもらってはマズイような気がすることもある。

かえって申し訳ない...

まさか看護師サンたち、このブログを読んでたりして...

誤解があったのなら解きたいが、入院してもうだいぶ経つ。

きっと手遅れだろう...。

やはり退院まで、このままジッとしているほかないのだろうか...。

その前に、きっと掘られてしまうのだろう...

さて、どうしたものやら...






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