2012-05-03 Thu
なんでココばかりが、こんなに天気が悪いのかなぁ~
そんなふうに思ってたら、関東周辺も悪いようですね。
なにぶん、TVやラジオもないので...。
けど、一日通して真っ暗なお天気...。
嫌じゃないけど、季節感のない天気が続くとイイ気はしません

身体も痛くなるので...

ご存知の方も多いと思いますが、マイケル・サンデル氏が来日します。
米国ハーバード大学の講義で、とても著名になった方です。
NHKで「ハーバード白熱教室」が放送され、日本でも脚光を浴びました。
『これからの「正義」の話をしよう』という本が、日本でも出版されています。
解りやすく、とっても面白い本です。
唯物思想で成り立っている社会に、様々な形で彼は問いかけてゆきます。
「命」などをテーマに、「真の正義」を導き出そうと...。
然し、最終的に「正義」を何とするのかは、本人も納得できる答えが出ません。
またそこがイイと思いました。
彼の講義では、誰も否定しません。
アメリカは多民族集合国家

様々な宗教が存在し、生活のスタイル、価値観を決めてしまうこともあります。
もちろん、人類の平和を祈る宗教がほとんどですが...。
宗教すら超えたところにある、人としての「正義」。
「正義」というテーマで答えを導き出そうというのは大変なことでしょう。
みんなが平和で幸せに暮らしてゆくために、いったい何が一番大切なのか...。
倫理、道徳、社会的正義...そういった単なる言葉ではなく、「心」に、かつ理論的に誰にでもわかりやすく教授は問いかけてゆきます。
経済でつくり上げられ、何が「正義」か判らなくなってしまった社会...。
「こころ」をつむぎ合わせた「社会」を構成するのは現状では困難でしょう。
ただ、気づいた我々がこれからの社会のために、何かできることがないだろうか?
政治家になって大きな問題に取り組むとかじゃなくて、一人でもできること。
「社会」とはいっても、「人」と「人」とが集まった集団。
結局、「社会」を変えて行くのは、我々「人」の気持ち一つなのである...。
「一人ひとり」が、「家族」が、もう一度大切なことについて話しあえる...。
時間をつくって、ゆっくり膝を突き合わせて考えられればなぁ~と...。
そんな時間をつくることすら大変な時代なのかもしれないけど...。
ですが、そんなきっかけをつくってくれる講義であり、書籍です。
ちなみに、来日したサンデル教授の講義は5月29日(火)。
東京国際フォーラムにて19時~。
ちょっとキビシイ環境設定とは思いますが、興味のある方はどうぞ。
「マイケル・サンデル 東京国際フォーラム」で検索すれば飛びます。
定員を超えた場合、抽選となるそうです。
あしからず...
