2012-05-05 Sat
ドコにも殿様商売というものは存在する。一社独占、市場価格もへったくれもあったモノじゃない。
やりたい放題

原発事故後の東電の価格設定改正問題がよい例だ

ありえない...

同業者が何社かいれば、競争価格となるのだが...。
いずれ、公共料金と呼ばれるようなものは仕方がないのだろうか...。
今日、外出したのだが、乗りたかった電車の時間にまに合いそうもなかった。
それでも必死に走り、何とか間に合った。
改札に向かうと...「運休です~」と悪みれた様子もなく...。
若い駅員さんだったが、べつに頭を下げてほしいというわけじゃない。
何か違いませんか~...と感じただけだ。
「ウチの電車は来ないから、自分でなんとかしてぇ~」みたいな...。
山梨という田舎町。
公共交通機関は少なく、他の電車会社や地下鉄だってない。
結局、タクシーを飛ばしてしまった。
殿様商売というヤツは、対外的には悪い面が目立ちやすいように感じる。
利用する我々には、選択肢がないからだろうね。
サービスを選ぶことができない立場の我々は、やはり弱い立場なのです。
そういえば、介護保険...。
低賃金ということもあり、介護人材の安定した確保は非常に深刻な問題だ。
そのため、国から介護人材一人あたりに対して、幾らか助成金が出ていた。
『かんむら』は、もらっていなかったけど...。
申請していればもらえたらしいのだが...。
ただ国は、4,000億円に上るその経費の確保ができなくなってしまった。
この国は1,000兆円とういう大赤字の国家なのだから...。
そこで政府(厚労省)は考えた。
どうにかして安定した介護人材の確保のために、お金を捻出したい。
「そうだ...サービスを利用する側にその負担を強ればイイのだ...

「なんて合理的、イイ考えなのだろう...

新たな介護サービスの加算名は、「通所介護(デイサービス)処遇改善加算」という。
いったい何の、誰のための『処遇改善』なのだろう...

愕然とした...。
この加算が通知された時、「バカヤロー

アタマに来すぎて、2~3日は大騒ぎをしていた。
~ おことわり ~
この稿において、けっして「処遇改善加算」を得ている事業所さんを非難しているわけではないことを、ここにお断りしておきます。
この加算の定義、在り方、考え方を問題視しております。
もう一度いうがこの加算、これまでは国で助成していたものだ。
今年の4月1日から、それを利用する側の負担にするというのだ。
だいたい『処遇改善』という名前が気に入らない

この名目を作った連中の頭の中は、いまだに「措置」の時代のままだ。
「してやっている」というイヤらしい気持ちが丸出しだ

頭に来すぎて、ナント言えばいいのか...。
とにかく『かんむら』はこの加算をもらわないことにした。
もらうかもらわないかを事業所で勝手に設定し、申請書の一つもいらないのだ。
情けないことに、この加算の経緯をきちんと理解できてない事業所さんもいる。
ただ、この加算の存在意義、設定の仕方がマズイと感じた。
『かんむら』がこの加算を得れば、利用者サンに大きな負担を強いる事になる。
実費負担が、毎月1万円以上多くかかってしまう利用者サンも出る。
介護保険ってのは、とても有難い制度である反面、厄介な仕組みもあります。
確かにこの加算を得れば、『かんむら』でも年間100万円程の収益は出ます。
でも、昨年度まではもらっていなかったお金。
そんなのなくっても、『かんむら』はちゃんとやって来た。
きっと、何とかなるものです。
ならなくなったら...またその時に考えればいい。
制度改正のたびに事業所は右往左往させられる。
けれども、利用者サンはそれ以上に切迫するはずだ。
今回の加算設定で、サービスを減らさざるを得ない方も出ただろう。
サービスが受けられないその日、その方はどうしているのだろうか?
介護サービスも法定料金。
僕たちの介護保険事業もいわば殿様商売なのかも...。
いろんな事業所はあっても、介護保険に代わるサービスはないのだから...。
そこには利用する方に対する想いがなければならない。
介護保険にかわる民間サービス。
誰もが気軽に利用できるサービス。
公費に頼らず、みんなで支え合える関係づくり。
そういうものができればいいのだけど...。
『かんむら』も介護保険サービス事業所...。
そんなことを言える立場じゃないのはよく解っている

ただ...なにか良い手がありませんでしょうか...

もう何年も考えているんだけれども、残念ながら名が浮かびません

思いついた方...『かんむら』までご連絡を
