2013-02-04 Mon
最近、山梨県でもようやく「富山型」をしたいという仲間が増えてきた。これまでは、「富山型を知りたい」とか「相談」レベルだったけど...
かなり具体的な話を持って来る仲間たちが増えてきた。
『子供~ジジババまで、障害があっても無くてもみんなが一緒にすごすことができる』
そんな居場所をつくろうとやって来たけど...
何事も続けてみるものです

15日には富士川町で「ゆずの里 ふうが」というデイが開所する。
仲間の野中サンが立ち上げるNPOの事業所だ。
その他にも仲間たちが準備を進めている。
今日は意外な人が飛び込みで見学(?)に来た。
以前から話はあったけど、本気で富山型デイを始めようとするとは...

見上げた度胸です

25年度、山梨県庁の福祉関係意外の部署で「富山型」を推進しようとした。
富山型デイ生みの親の惣万さん、僕も関わっていたけど...
しかし現段階では、やはりそれはうまくいきそうもない。
ここでは、明言は控えますが...
けど、彼らは良くやったと思います。
富山型やかんむらの在り方に、純粋に共感してくれたことが嬉しかった。
行政は、「海の物」か「山の物」かも判らないモノを推進しようとはしない。
山梨には海が無い...
財源もない...
目の前は海、後ろに立山連峰をしょった富山で生まれた「富山型」...
行政マン達には、少々荒っぽいように見えるようだ。
あらたな試みを具体化、政策化するために必要なものは幾つもある。
「理解力」「企画力」「想像力」「仲間(チーム力)」
インセンティブの在り方も重要だ。
そして、乗り越えなければならない、それはそれは高い壁が幾つもある。
そのために必要な「情熱」や「勝負勘」、「人間力」であったりと...
そして、一番大切なのは『時期』
だから、僕らは黙って実践を積み上げて行くしかない。
『時期』を待ってたら、ジジババは死んでしまう。
障害をもった子供たちを抱える親御サン達は首をくくらなきゃならない。
目の前の一人のために、「法」を犯さず、「法」と「常識」の間をぬってゆく。
そうやって、『時期』を知らせ続ける必要がある。
富山県や多数の県ではあたり前の「富山型」であっても、山梨では違う。
脱法行為、隙間サービスの事業所...そう言われる。
これはむしろ、ほめ言葉であるようにさえ思う。
しかし酷い時には、「違法」だとさえ言われることだってある...

彼らと議論すると、結局は「スミマセンでした」と言われるんだけど...
解ってもらえ、ホッとすることも少なくない。
みんなの居場所が無くならないようしっかりと「法」は抑えているつもりです。
かなしいかな、富山型デイ「NO」の市町村では、既存の法が全てなのだから...
基本、行政マンは「うまくいったモノ」にしか乗っからないものね~
富山では「介護保険や自立支援法の事業所も富山型に


仕方ないかぁ~...

「中央から地方へ」な~んて聞こえのイイことを代議士サンたちは言うけど、
地方の在り方は封建制を強いていた江戸時代と変わらない所なんていっぱいある。
なにかを真剣に変えようとすればするほど、そう感じざるを得ない。
僕たちもそうだけど、これは熱心な行政マンも同じように感じている筈だ。
じゃ、偉い人たちに口をきいてもらってトップダウンでやったらどうか?
そんなの、よっぽど県民のニーズに合ってなきゃ浸透はしない。
「必要だ」と感じているのは、いつでも我々なのだから...
ま、地道にやってゆきましょう。
富山型が山梨で「法」になる頃、ぼくはどうなっているか判んないけど...
そういえば、何年か前に惣万サン言ってたなぁ~...
山梨での富山型は「か~るく10年は掛かるなぁ」って...
