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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
本当は「寺小屋」のようなことをしたかったんだけどなぁ...どういう訳か今は山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を制度を活用しながら、時には活用しなかったりしながら運営しています。この先はたぶん制度から離れていく方向になるのかなぁ...。いずれにしてもココは誰も排除することなく、にぎやかでごちゃまぜになることを楽しんでいる場所です。

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300万部突破...
みなさまご存知の、



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コレ...

作者サンの最近の発言はいろんな所で騒がれているようですが、

それだけの影響力をもつようになったという事でしょうか...



姉ぇーサンのブログにアップしてあり、気になっていた。

最近はTVも映画も観てないけど、評判がスゴイみたいね~

映画に行く時間を確保するのが面倒だから、単行本を買ってきた。

テーマがはっきりしていて、文章構成もイイ...

600ページ近い本だったけど、とても読み易くて一気に読み切れた。

翌日、島田サンにあげちゃったんだけど、日が経つにつれ

なんというか...

胸の中にモヤモヤするものが湧いてきた...

この気持ちは、いったい何なんだろうと...

どうもスッキリしないので、先日おなじ本を買ってきた。

スキーの時の電車の中で読み直してみて...

そのモヤモヤの原因が、ようやく解った。

まだお読みでない方もいらっしゃると思います...

ココでの詳しい説明は控えますが、あえて言うならば

「人ひとりの生きざま」の整合性というかなんというか...

「生きる理由」と「死ぬ理由」という対極にあるものに向かい合い、

そして死んでいった多くの若者たち...

「宮部久三」という素晴らしい若者

戦時下では美徳とはされない生き方だったかもしれないけど、

その生きざまは、人がもつ普遍性で、ごくあたり前のものであった。

そして、それに呼応するかのように化学反応を示した周りの人々...

その方の「想い」や「行動」が化学反応を起こしていた。

個人的には、その「普遍的な想い」を徹して欲しかった。

結果、僕のモヤモヤの原因は...

時代や軍隊(軍規)の愚かさ、理不尽さに抗う強さや常識を持ちながら、なぜあの決断に至ったのか?

また、エピローグにある凄惨さ...

物語の筋道を徹すためには必要だったかもしれないけど、哀しすぎる。

あれだけの素晴らしい若者なのに...

僕はあの若者が大好きだ。

なにを書いてるのかよく解らないでしょ

ちゃんと説明しちゃうと、まだお読みでない方へのネタバラシになるから。

ちなみに、もうこの本を読むことはないと思うので差し上げます。

欲しい方は、言ってくださいませ。



どんな人にも、生きる意味はあると思う。

かんむらの利用者サン、ご家族サンに関わらせてもらうことで、

素晴らしい「生きざま」と「死にざま」をみせていただいている。

そして、筆舌に尽くし難いほどの多くの事を学ばせてもらっている。

僕たちに与えられている仕事は素晴らしいと思う。

あの戦争に行った方達もだんだん少なくなってきている。

しっかりと向き合い耳を澄まし、いつまでも心に刻んでおきたいと思う...

未分類 | 21:34:48 | トラックバック(0)