2014-02-23 Sun
山梨をご心配戴きましたみなさま、ありがとうございました。新潟や長野県など、県外からの除雪支援も頂き、
ようやく国道、線路も開通し、物流が再開しだしました

先日、県内の養護老人ホームを訪問した。
「自己選択・自己決定」が前提の介護保険と違い、
養護老人ホームや救護施設は、未だ「措置(そち)制度」で運営されている。
施設内の空気が澱み、どことなく暗い感じがするのは気のせいだろうか...

そうは言っても、きっと現場の職員達は頑張っているはずだ。
以前担当していたお婆さんの顔を見に行ったのだが、彼女は床に臥せっていた。
病んでいるせいか、随分と顔色が悪く見える...
以前、好物のアンドーナツを差し入れたら、職員サンの預かりになってしまった。
ココでは、「そういう決まりになっている」との事だった


あの時、彼女は 「情けない」 とだけ言った。
イワシの頭だって噛んで食べてしまえるババ様なのに...
他の入所者にあげ、詰まらせては困るという事もあるのだろう。
けど、自分の置かれている立場を憂いた一言だった。
今回はコッソリと、布団の中の手に小さな「どら焼き」を握らせた。
「詰まらせちゃダメだよ...ゆっくり食べてね」と伝えた。
80をとうに超えたけど、歯はゆうに20本以上残っているから安心だ。
かんむらの歯が1本しかないババ様でも平気で食べられるし...
詰まらせることはないだろう。
お付き合いしてきたジジババ達は、
「死んでもイイからそれを食べさせて

好きな物を食べて、仮に詰まらせてそうなってしまったとしても悔いはないのだろう...
そしてそれは、「あたり前なの事なのだ」と思えるようになった。
そもそも、詰まらせてもすぐに取り除けるために職員がいるはずだけど、
なぜ亡くなる人が後を絶たないのだろう...
親の仇のように、何もかも食べ物を細かく刻んでしまえば安心というの事ではないのではなかろうか...
食べ物の形状だけでなく、さり気なくも注意深く関わる事が肝心だと思う...
薄暗い部屋の中で、オリンピックのスノーボード競技のTVが映ってた...
「あんな板の上に乗って、よくやるもんだねぇ~」と感心していた。
そして、
「家のコタツに座って観れりゃねぇ」と...
経済的状況や家族環境からも、それは望めない事を彼女はよく解ってる。
それでも、やっぱり家がいいにきまってる...
施設を出る時にいつも湧いてくるモヤモヤを抱えながら帰ってきた。
今日の「かんむら」...

レゲエの国の代表サン(


チラシの早切り、散らかし競争~

障害物競走...

![a1ddhy9oe@p0]](https://blog-imgs-69-origin.fc2.com/k/a/n/kanmurabiyori/20140223143835fbe.jpg)
コーヒー1ℓ早飲み競争...
これはホントに速すぎ~~~

奥のババ様もあっけにとられてた...
マジで、金メダルを狙えるかも~...

以上、措置施設とは対極側にある『かんむら』の
「措置(ソチ)オリンピック」でした~

おあとがよろしいようで...
