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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
本当は「寺小屋」のようなことをしたかったんだけどなぁ...どういう訳か今は山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を制度を活用しながら、時には活用しなかったりしながら運営しています。この先はたぶん制度から離れていく方向になるのかなぁ...。いずれにしてもココは誰も排除することなく、にぎやかでごちゃまぜになることを楽しんでいる場所です。

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3月...
気がつけば3月...

「別れ」と「始まり」の季節です。

ここ数日、随分と暖かくなりました。

2週前の大雪は、いったいなんだったのだろう...



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こんな道になってしまい、送迎車を出すことができなかった。

2時間掛け、歩いて子供たちを迎えに行ったのが夢のようだ...

普通じゃ考えられないけど、よく行ったもんだ

普通じゃない事態だから行ったんだろうけど、あれがあたり前だと思えた。

人間は、不便なりにも生きて行けるもんだと思った...

出掛けることもできず、数日間ずっと子供たちと一緒だったご家族。

疲弊しきった親御サンたちが、笑顔で迎えてくれた。



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久しぶりの外出に、子供たちは大はしゃぎ...

元気すぎでマイッタ~

転んだって、絶対に彼らの手だけは離すまいと必死だった。



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2車線が1車線になってしまった道は危険極まりなかった~

車はまっすぐに走るものだと思ってたけど、千鳥足のようなのもあったし

しかも、車の運転手サン達は、彼らが普通の子だと思ってる。

車がそばを通れば、手を繋いでいる僕と一緒によけるだろうと...

それでも子供たちはよく頑張った。

最後の数百メートル...

疲れて歩けなくなったイブキを抱っこし、タクミの手を引き川を渡った。

あの時は本当に、「もう雪はたくさんだ」と思った。

かんむらに無事に着いた時の安堵感は、きっと忘れることはないだろう。

利用者サン、スタッフ達が無事でいてくれた事に感謝ができた。

素晴らしい仲間たちに支えられ、かんむらも僕も幸せだと思った...

あの気持ちがずっと続く事を祈ってるけど、

きっと、そうはいかないんだろうね...



厳しい冬を越えた草花は、より一層きれいな花を咲かせるという。

雪で大変だったあの数日...

僕たちは、まるで何かに試されている気がしていた。

4月から、かんむらの3人の子供が小学生になる

なんかこう...うまく言えないけれど...

いまは、おかしいくらいに降ったあの雪には意味があり、

きっと、かんむらにとっては、あれで良かったのだろうと思っている。

未分類 | 23:50:45 | トラックバック(0)