2014-03-03 Mon
気がつけば3月...「別れ」と「始まり」の季節です。
ここ数日、随分と暖かくなりました。
2週前の大雪は、いったいなんだったのだろう...


こんな道になってしまい、送迎車を出すことができなかった。
2時間掛け、歩いて子供たちを迎えに行ったのが夢のようだ...
普通じゃ考えられないけど、よく行ったもんだ

普通じゃない事態だから行ったんだろうけど、あれがあたり前だと思えた。
人間は、不便なりにも生きて行けるもんだと思った...
出掛けることもできず、数日間ずっと子供たちと一緒だったご家族。
疲弊しきった親御サンたちが、笑顔で迎えてくれた。

久しぶりの外出に、子供たちは大はしゃぎ...
元気すぎでマイッタ~

転んだって、絶対に彼らの手だけは離すまいと必死だった。

2車線が1車線になってしまった道は危険極まりなかった~

車はまっすぐに走るものだと思ってたけど、千鳥足のようなのもあったし

しかも、車の運転手サン達は、彼らが普通の子だと思ってる。
車がそばを通れば、手を繋いでいる僕と一緒によけるだろうと...

それでも子供たちはよく頑張った。
最後の数百メートル...
疲れて歩けなくなったイブキを抱っこし、タクミの手を引き川を渡った。
あの時は本当に、「もう雪はたくさんだ

かんむらに無事に着いた時の安堵感は、きっと忘れることはないだろう。
利用者サン、スタッフ達が無事でいてくれた事に感謝ができた。
素晴らしい仲間たちに支えられ、かんむらも僕も幸せだと思った...
あの気持ちがずっと続く事を祈ってるけど、
きっと、そうはいかないんだろうね...

厳しい冬を越えた草花は、より一層きれいな花を咲かせるという。
雪で大変だったあの数日...
僕たちは、まるで何かに試されている気がしていた。
4月から、かんむらの3人の子供が小学生になる

なんかこう...うまく言えないけれど...
いまは、おかしいくらいに降ったあの雪には意味があり、
きっと、かんむらにとっては、あれで良かったのだろうと思っている。