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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
本当は「寺小屋」のようなことをしたかったんだけどなぁ...どういう訳か今は山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を制度を活用しながら、時には活用しなかったりしながら運営しています。この先はたぶん制度から離れていく方向になるのかなぁ...。いずれにしてもココは誰も排除することなく、にぎやかでごちゃまぜになることを楽しんでいる場所です。

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「ぶす」という話を...
ご存知でしょうか...



あるお寺のおしょうさんと小僧さんたちのふる~いお話...

そのお寺には、おしょうさんがとても大切にしている瓶がありました。

じつはその瓶...

中にはおしょうさんの大好物の「水あめ」がた~っぷり入っていました。

毎晩小僧さんたちが寝静まると、こっそりとその水あめをなめているのでした。

壺の中身を小僧さんたちに知られてしまったらそれはたいへん...

みんなになめられてしまったら、瓶の中はたちまち空っぽになってしまいます。

だからおしょうさんは、小僧さんたちには

「この瓶の中には附子(ぶず)という、大人が飲んでも大丈夫だけれども子供が飲んだら死んでしまう薬が入っている」

そう言って瓶には近寄らないように言うのですが、じつは小僧さんたち...

瓶の中身が何なのか、ちゃんと知っていたのでした。

おしょうさんがお寺を留守にしたある日のこと...

小僧さんたちはおしょうさんの大切にしている水あめをなめてしまったのでした。

ひと口でやめておくつもりだったのに、それはそれは美味しくて...

気がつくと瓶の中身は空っぽに~

困った小僧さんたちはみんなで知恵を出し合います。

そうだ~

「おしょうさんが大切にしている壺...あれを割ってしまおう

そしてみんなでその壺を「パカ~ン」と...

帰ってきたおしょうさんがこれを知って大変な怒りようだったのですが、

小僧さんたちが

「おしょうさんの大切にしている壺を間違って割ってしまったので、みんなでぶすを飲んで死んでわびようとしたのですが...」

おしょうさんにこう言ったところ、反省したおしょうさんが

「戴き物があったら、これからはみんなで分けることにしよう」と言ったとさ...

めでたしめでたし~



これは「附子(ぶず)」というお話で、狂言の演目にもなっている。

じつはこれに似た話が『かんむら』でもあったので、またあらためて...

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