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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
本当は「寺小屋」のようなことをしたかったんだけどなぁ...どういう訳か今は山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を制度を活用しながら、時には活用しなかったりしながら運営しています。この先はたぶん制度から離れていく方向になるのかなぁ...。いずれにしてもココは誰も排除することなく、にぎやかでごちゃまぜになることを楽しんでいる場所です。

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叔母...
最近の『かんむら』利用者サン



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白いのがジジババで青や黄色が子供や若い人達...

比較的、若い人は少しずつ増えているけれど

ジジババの利用者サンは減る一方~

若い人を受け入れた場合、一日で得る『かんむら』の収益は

ジジババを受け入れて得る収益の約半分...

いろんな人がいて楽しいんだけれど、ジジババの利用は全く増えていない

経営的には大変なんだけれどね...



じつは、ぼくには叔母がいる。

近所の人にもあまり知られていない。

父と、その兄(ぼくの叔父)の下の妹...

生まれつき重度の知的障がいや、身体的にも幾つか障がいをもっていた。

7才から施設に入所して約60年が経ったが今年1月下旬、食事がとれなくなり入院した。

老衰の兆候...



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面会に行ったとき、随分と小さくなっていて驚いた。

久しく寝たきりだったらしい。

入所していた場所は元々介護を主体とした施設ではなかった。

もうその施設においてもらう事はできないので、父や叔父は特別養護老人ホームの入所申請をした。

ショートステイを使い、特養のベッドが空いたら入所する運びとなっていたらしい。

迷惑を掛けたくなかった(?)らしく、僕には入院したことすら知らされていなかった。

でも、知ってしまった。

この状態になっても、また知らぬ場所へ連れていかれてしまうのを見すごす事はできない。

叔母が元気だった頃、盆と正月には実家に帰って来ていた。

「みんながいる家(うち)がイイ」

そう言っていたことを憶えている。

人は生まれてくる場所を選ぶことはできないけれど、死に場所くらいは選べるはず...

僕の中には選択肢は無かった。

そして今日



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叔母を『かんむら』に連れて帰って来た。

幼かった頃すごした地に...



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おっかなビックリのしょうチャン

ジイちゃんの妹だよ~



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こうやって少しずつ体を起こし普通の生活をしていれば、

きっと何かが変わるかも...

でもそれ以上に、残されている時間を大切にしたい。

スタッフのみんなには迷惑を掛けます。

いつもすみません...

ありがとうございます。

僕たちの仕事は、目の前の人にしっかり寄り添うこと...

キミカおばちゃん...

おかえり~

未分類 | 23:55:43 | トラックバック(0)