2017-06-12 Mon
「今は昔、竹取りの翁という者ありけり」じゃなくて...
「今も昔」のおはなし
とある精神病院...
数年前に新築してピッカピカ~

わけあってそこに入院した方をヨーコさんと見舞ったら、
ビックリしたぁ~

12畳ほどのだだっ広い部屋の片隅に
せんべい布団と掛け布団が一枚...
シーツすら掛かっていない。
しかも床は硬いコンクリート...
昨年、精神科医の上野秀樹先生が仰っていた。
「精神科に入院病床は必要ない」と...
先進国はこぞって精神科病床を無くしているってのに
日本の精神科ベッドの保有数はダントツ

イタリアになんか精神病院すらない。
しかもケアのあり方がね...

な~んにもないお部屋
なのにカメラ付き...

無表情の看護師さんが対応してくれた。
建物も、そこに集う人も無機質...
人間味を封じ込め、
監視と管理を徹底する事が最善の治療らしい(-。-;
今の政治と同じだ。
医療技術は目覚ましい進歩を遂げているけれど、
今も昔と変わらず少しも進歩していないものもある。
介護施設にも言えるけれど、
施設がいくら新しくなったって
関わるもののあり方が変わらなければ意味がない

本来、建物に人が集まってくるのではなく
人は「人」に、そこにある「想い」に集まってくるはず...

嘆かわしいかぎりだね...