2018-02-15 Thu
視察した3ヵ所の介護施設
全ての部屋に鉄格子が...


お風呂は無く、

トイレ脇のシャワーのような物で体を洗うという...

視察したすべての施設の部屋がこういった造りになっていた。
特養のような入所型の介護施設は病院併設型が多く、
日本でいうところの要介護4以上の方は一人も見なかった。
たぶん重度の介護を必要とする方は

お隣の病院にいらっしゃるようだ...

中国でも数年前から介護保険のような制度を導入し出している。
ただし、中国全土ではなく数か所の省で試験的にだけれども...
そして介護予防の必要性にも気づきはじめ、
マシン(

どの施設でもマシンなぜか

このような場所に設置してある...

どの施設でも介護員さんの平均年齢は50歳前後で
平均給与は6~7万円ということらしい。
若者が介護の仕事を選ぶことはかなり稀らしい...
認知症の方の割合は少ないという説明だった。
「少ないと思われる要因は?」とたずねると

「中国国民は麻雀をするから」とのことだった。
聞いたことはあったけれど中国の麻雀は

捨て牌をならべない

だれがどの牌を捨てたかを憶えていなければならない。
94才のおばあちゃんも毎日打っているという...

3日目の夕方、
彭州市立病院を視察させていただいた。

病院が広すぎてカメラに収まりきらない


80万市民の病院だものね...

王院長の説明はホント解りやすい。
さすがに若くして院長になられただけのことはある。
アタマの中身が違う


ココは画像診断の部屋
彭州市内にある病院で診断ができない画像が送られてきて
この部屋で専門医師が確定診断をするらしい。

写真が切れちゃっているけれど研究室
ホントはもの凄く広い

大学病院でなくてもこういった設備があり、
医師がテーマを決めて自由に研究できるようになっている。
この巨大な彭州市立病院にはナント...
1100人のお医者サンがいるんだって





しかも隣の成都市には「がんセンター」まである。
医療モデルのスケールは凄いけれど、
福祉や介護はまるで数十年前の日本を見ているよう...
やっぱり何処かチグハグしている。
視察中は

パパラッチ



じゃないよ...

取材記者さんやら病院、福祉施設関係者の広報担当
政治的には日本とはうまくいっていないけれど、
今回の訪中への期待値は高そうね...
