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岡  秀 行

Author:岡  秀 行
本当は「寺小屋」のようなことをしたかったんだけどなぁ...どういう訳か今は山梨県甲府市で『かんむら』という名のみんなの居場所を制度を活用しながら、時には活用しなかったりしながら運営しています。この先はたぶん制度から離れていく方向になるのかなぁ...。いずれにしてもココは誰も排除することなく、にぎやかでごちゃまぜになることを楽しんでいる場所です。

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業界あるあるばなし...
同業者の職員さんからよく聞かれる質問に



「お風呂やおトイレに行きたがらない方の対応は



というのがあるけれど



そうしたくないのにはちゃんと理由があるみたいだよね~



そもそもいろんな事が出来なくなったから



お風呂やおトイレに行かせてほしくて通ってくる方なんてほとんどいらっしゃらないから...



90才↑のババ様でも



「生理だから



「妊娠したから



と入浴をお断りするのはよくあるお約束のようなおはなし。



おトイレに誘うと



「今日はなにも出ない気がする」 なんて返されると



たのしくなっちゃうよね~



20数年前にある施設を見学させてもらっていた時



入浴を嫌がるお婆さんを2~3人の職員さんで押さえつけながら洋服を脱がしていた...



『あれは強姦罪です



でもいま振り返るとあの職員さんたちも被害者だったのかも...



お互い楽しみながらちゃんとかかわる事が大切だと思う。



そしてココにも2~3人のスタッフが



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むこうでは土下座してお願いしてたりと...



この舞台ではこんな寸劇が演じらることがよくある。



もしも利用者サンの世界の住人として受け入れていただけたなら素敵な世界が待っている



(でもソコソコ大変なことでもあるけれどもね



ひとり一人の利用者サンの心の動きを感じながら



その方中心で地・所・位に応じてしっかり演じ切る。



スタッフは「舞台俳優」サンであり「舞台女優」サン...



でも実はその「舞台俳優」や「舞台女優」たちは



それも「本来あるべき自分自身の姿」である事を知っている。



そしてその「本来の自分」が客観的に舞台上の自分自身を観ている。



一対一なら煮詰まっちゃうような場合でも、



共演者と関わるとそれも笑いになっちゃう



(スタッフを多く配置するとか数で仕事をするという事ではなくてね)



利用者サンを中心にチームで作り上げる舞台では



追いつめられる事もないし虐待なんてあり得ない。



そうそう...



みんなに伝え続けていることのひとつ



「ココは作業をしに来る場所じゃありません



時間・作業に追われるのは「終わりに向かう仕事」



ボクにとっては決して楽しいと思えない仕事...



イイ仕事をするためにはゆとりが必要だね~



そしてそこで生まれるカガクハンノウ



「 笑 い 」 を大切に



「ゆとり」があると腹の底から笑えるよ~



お体がきれいになっても



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お互いにココロの中がすっきりしないとね...

未分類 | 23:05:42 | トラックバック(0)